今回紹介するのは地味に面倒なレンズフィルターの着脱をねじ式からマグネット式に変えることができるアイテム。
Manfrotto(マンフロット)の『XUME(ズーム)』という商品です。
※リンクのものはどちらも82mm径のものです。購入の際は自分のレンズ口径に合ったもの選ぶよう注意して下さい。
この商品は『レンズ用マグネットベース』と『フィルター用フレーム』
2つをセットで使う商品なのでどちらか1つでは機能しません。
この2つをレンズとフィルターに付けることでマグネットでの着脱可能になり
一瞬で簡単にフィルターの着脱ができるのが非常に魅力的な商品です。
ただ、使用する際のデメリットもあるので注意も必要!
しっかりデメリットを把握した上で使用しましょう。
目次
・レンズフィルター交換をカチッと一瞬で
・ケラレに注意
・コスパは△だが使い勝手は◎
・レンズフィルター交換をカチッと一瞬で
使い方は簡単!
XUMEをレンズとフィルターに付けるだけ。
一般的なレンズフィルターの取り付け同様、ねじ式で装着します。
あとは単純!マグネットの力で簡単に、一瞬でフィルターを着脱できます!
たったこれだけの機能ですが、
フィルターを毎度付けたり外したりするのって地味に面倒ですよね。
これを見つけた時『こういう商品を探してた!』と、かゆい所に手が届いた気分で即効で購入しました。
フィルターを使った撮影を多用する人や、短い撮影タイミングでフィルターの有り無しどちらも撮影したいといった場合には非常に便利です。
私は街中でのモデル撮影の際など手早く撮影を進める必要があるがフィルターを使ったものも抑えておきたいといった場面で重宝しています。
マグネットの強さも丁度良く、着脱はスムーズに行えますが、持ち運んでいる際に外れてしまうなどといったことは私は一度もありません。
とても使い勝手の良い商品ですが残念ながらどんな人にもオススメできるというものではありません。
その理由は”ケラレ”を起こしてしまうという弱点があるからです。
・ケラレに注意
ケラレとは・・・画面の隅にレンズフードやフィルターが写り込んでしまうことを言います。
とくに広角で撮影する場合に出やすくなります。
上の画像で説明している通りXUMEを使用することでケラレが起こりやすくなってしまうのが最大の弱点でありデメリットです。
XUMEの注意書きには24mm(35mm換算で)からケラレてしまうと表記されていますが、
私のようにレンズプロテクターを使用している場合はさらにケラレる焦点距離が長くなってしまうので注意が必要です。
下の参考画像はフルサイズ機で24-70mmレンズを使用し撮影した画像です。
使用しているレンズプロテクターやフィルターの厚みにより差はあると思いますが私の場合は50mmでも若干ケラレていました。
50mmより広角のレンズでの使用はあまり現実的ではないので購入前にしっかり確認しておいてください。
・コスパは△だが使い勝手は◎
ケラレの他にネックになるのが値段。
フィルター側が約1,000円。レンズ側が約3,000円。
使うレンズが1つや2つであったり、レンズの口径が同じものであればそこまで負担にはならないかなと思いますが、
多い人で5.6本のレンズ全てに買おうとするとレンズ側だけで2万円近くなってしまいます。
こうなるとコスパは良いとは言えないかなというのが私の感想です。
一応コストを抑える方法として、ステップアップリングを使う方法があります。
これなら自分の持っている1番大きいレンズ口径のもの1つ買えば他のレンズで使用できます。
またステップアップした状態であればフィルターのサイズが大きくなるのでケラレづらくなるのも、メリットです。
ですが、
この場合、『ステップアップリングを装着する。』
という作業が最初に必要になってしまうので、その後のフィルターの着脱は快適にできますがここも簡略化出来たらなと思ってしまいます(笑)
私はそもそもレンズフィルターは全て82mm径のもので運用しているのでステップアップリングを使っています。
これからフィルターを使った撮影を始めてみようと思っている方はステップアップリングを活用するとコスパが良いのでお勧めです。
ステップアップリングは枚数を重ね徐々に口径を広げるものと1枚で変えたい口径まで変更できる方ものがあります。
上のリンクでは77-82mmに変えるものと49-77mmまで徐々に変えるものを参考に貼っていますが自分の必要な口径を考えて探し、
選んでもらえたらなと思います。
以上になります。
今回はかなりマニアックな商品でしたが面白いなと思う商品だったので紹介しました。
デメリットもあり使う場面も選びますが私は気に入っているので興味も持った方は是非試してみて下さい!
最後まで読んで頂きありがとうございました。では、また。